教室でお弁当を食べたあと、わたしはむかえにきた尽くんと、教室にいた遠野くん、遊馬くんと一緒に、上の階の生徒会室へ向かった。
そこにはすでに、優生さんとトラにぃがいて、中央のつくえをかこむようにならんだ5脚のイスに、それぞれ座っていた。
「みんな、いらっしゃい」
「大事な話ってなに……?」
「会長さんから呼び出しを受けるなんてね♪ まぁ、このメンバーってことはだいたい予想がつくけど」
休み時間に尽くんから話を聞いた2人は、ちらりとわたしを見ると、眉を下げて目をそらす。
わたしが2回も逃げ出しちゃったから、近づくのもひかえてるって感じで……休み時間とかも、ぜんぜん話しかけられなかったんだ。
「みなさん、どうぞ座ってください」
「あ、でも1人……」
「おれはそこに立ってるので。好羽さんは、おくの席にどうぞ」



