【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



 教室でお弁当を食べたあと、わたしはむかえにきた(じん)くんと、教室にいた遠野(とおの)くん、遊馬(あすま)くんと一緒に、上の階の生徒会室へ向かった。

 そこにはすでに、優生(ゆう)さんとトラにぃがいて、中央のつくえをかこむようにならんだ5脚のイスに、それぞれ座っていた。




「みんな、いらっしゃい」


「大事な話ってなに……?」


「会長さんから呼び出しを受けるなんてね♪ まぁ、このメンバーってことはだいたい予想がつくけど」




 休み時間に尽くんから話を聞いた2人は、ちらりとわたしを見ると、眉を下げて目をそらす。

 わたしが2回も逃げ出しちゃったから、近づくのもひかえてるって感じで……休み時間とかも、ぜんぜん話しかけられなかったんだ。




「みなさん、どうぞ座ってください」


「あ、でも1人……」


「おれはそこに立ってるので。好羽(このは)さんは、おくの席にどうぞ」