「おれも、いっしょに聞いてもいいですか?」
「う、うん……」
「……」
優生さんがまとめて、話のつづきはお昼休みへ持ちこしになった。
尽くんもトラにぃも、考えこむように口を閉ざして、自分の教室へ向かう。
そんななかで、1人のこった優生さんは「好羽ちゃん」と胸に手をそえながら、わたしの目を見つめた。
「僕はきっと、好羽ちゃんの力になれると思う。好羽ちゃんのためなら、なんでもするから……どんなことでも、たよってね」
優生さんの手がわたしの右手をすくいとって、口元へ運ぶ。
バラのアザへと、ちゅっとキスが落とされて、かぁっと体が熱くなった。
「ゆ、優生さんっ……!?」
「また、あとでね」
優生さんはふわりとほほえんで、別れを惜しむように、そっと手を離す。
ドキドキとする胸を押さえて、わたしは優生さんがほんとうのラブメイトだったら……と、すこし考えた。
「う、うん……」
「……」
優生さんがまとめて、話のつづきはお昼休みへ持ちこしになった。
尽くんもトラにぃも、考えこむように口を閉ざして、自分の教室へ向かう。
そんななかで、1人のこった優生さんは「好羽ちゃん」と胸に手をそえながら、わたしの目を見つめた。
「僕はきっと、好羽ちゃんの力になれると思う。好羽ちゃんのためなら、なんでもするから……どんなことでも、たよってね」
優生さんの手がわたしの右手をすくいとって、口元へ運ぶ。
バラのアザへと、ちゅっとキスが落とされて、かぁっと体が熱くなった。
「ゆ、優生さんっ……!?」
「また、あとでね」
優生さんはふわりとほほえんで、別れを惜しむように、そっと手を離す。
ドキドキとする胸を押さえて、わたしは優生さんがほんとうのラブメイトだったら……と、すこし考えた。



