尽くんも?
首をかしげると、ほほえんでいた尽くんはハッとしたように目を開いて、「いえ、なんでもありません」とすこしあわてたように言った。
「そういえば、自己紹介をしていませんでしたね。おれは森口尽です。優生くんとは幼なじみで、体が弱くなった彼を支えるために、生徒会に入っています」
「あ、わたしは白山好羽だよ。合併した女子校にもともと通ってて……。あの、生徒会って?」
「まだ聞いてませんでしたか? 優生くんはこの学校の生徒会長をつとめているんです。おれは副会長をやらせてもらっています」
トラにぃがそんなようなことを言ってたけど、優生さんって生徒会長さんだったんだ……。
それに、尽くんも2年生で副会長を?
「すごいんだね」
「はい。優生くんはなんでもカンペキにできるんです。体の不調によって、いまは多大なハンデを背負っていますが」



