【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?

 もう永遠に、わたしののろいはとけなくなっちゃったんだ……!




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「あら、おかえり……って、好羽、どうしたの!?」


「お母さん……っ、のろいが、のろいがぁっ!」




 走って家に帰ったわたしは、かけ寄ってきたお母さんを見て、おお泣きしてしまった。

 お母さんはわたしの頭をなで、体を抱き寄せて、背中をぽんぽんとたたいてくれる。




「だいじょうぶ、だいじょうぶよ、ゆっくり話してごらん」


「こっ、告白、されちゃってぇ……っ!」




 わたしはお母さんに抱きついて、今日あったことを、頭に浮かんだ順番に話した。

 4人のラブメイトに出会ったこと、そのみんなに告白をされてしまったこと。

 おなじ言葉をくりかえしながらも、ぜんぶを説明し終えると、お母さんはぎゅうっと強くわたしを抱きしめる。