【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?

「へぇ、佐和田先輩にこんなかわいい幼なじみがいたなんて。でもよかったな~、恋人っていうのがジョーダンで♪」




 わたしはとっさに誤解(ごかい)をといてしまったことを、後悔(こうかい)するべきなのかもしれない。

 にこりと笑う遊馬くんにつづいて、優生さんは「うん」ときれいな声をこぼした。




「好羽ちゃんは、僕のラブメイトだから」


「「え?」」




 わたしをまっすぐに見つめる優生さんの横で、遊馬くんと遠野くんがおどろいたような声をあげる。

 トラにぃの手も、わたしの肩から離れた。




「会長さん……さすがにそのジョーダンはきついですよ? 仔猫ちゃんは、俺のラブメイトだし」


「……みんな、なに言ってるの? このちゃんのラブメイトは僕だよ」