【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



「あの、起きてもらえる? そこ、わたしの席だからとなりに移ってほしいな……」


「……」


「あのー、遠野くん?」




 ぐっすり寝てるのかな……。

 ぜんぜん反応がないや。

 しかたなく、肩に手を置いて軽くゆすってみると、ようやく遠野くんから「ん……」と気だるげな声が聞こえる。




「なに……?」


「あ、おはよう。起こしてごめんね。そこわたしの席だから、となりに移ってもらえないかな……?」


「んー……」




 あまりにも眠たそうな声をしてるから、もうしわけなく思いながら用件を伝えると、遠野くんはすこしだけ頭をうごかした。




「じゃー、ここが僕の席って先生に言っておいて……」


「え? でも……」




 先生に言っておいて、って言われても。

 席替えなんて認められるわけないし。

 移動してくれないとこまる、と立ち尽くしていたら、さっきの女の子が小声で話しかけてきた。