「ムリしないでください……っ」
「だいじょうぶ……好羽ちゃんが、ラブメイトが近くにいると、体がらくになるんだ」
あわてて手をのばすと、優生さんはほほえむ。
もともとがのろいのせいだから……かな?
「熱、下がったんだね。よかった」
「はい」
「それで……だれをえらんだか、教えにきてくれたの?」
おだやかにほほえんだまま、優生さんはわたしを見つめた。
わたしはごくりときんちょうを飲みこんで、ゆっくりうなずく。
「わたし……最後の1回は、優生さんに言ってもらいたいです」
「……僕?」
どっく、どっく、と胸が落ちつかなくて、手がふるえてきそう。
目を丸くした優生さんは、「それは」と口をひらいた。



