【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



 いまならわかる。

 わたし、優生さんと出会ったときに、恋をしてたんだ。

 恋に、落ちてたんだ。


 自分で、気づいてなかっただけ。

 わたしのなかで、優生さんへの“好き”がどんどんふくらんで……昨日、はげしく主張する恋に気づいた。


 まっすぐトラにぃを見ると、トラにぃの顔はくやしそうにゆがむ。




「そうかよ」


「うん」




 トラにぃの視線は、ふいっとはずれた。

 そのまま、わたしのほうへ……ううん、ろうかのおくへ歩いていく。

 わたしの横を通るとき、トラにぃはわたしの頭をくしゃっとなでて。




「大事にしてもらえよ。じゃなきゃ、かっさらうからな」


「トラにぃ……」


「“トラくん”って呼べ。むかしみたいに」


「……トラくん」