「会長さんから、昨日のうちに3回“好き”って言ったって聞いたよ♪ あとはもう、俺たちのなかから1人えらぶだけだね?」
「僕をえらんで、このちゃん。このちゃんのこといちばん好きなのは僕だよ」
「いやいや、俺をえらんで? 全世界にだってさけんでみせるよ、好羽が好きだって♪」
2人はわたしに近づいて、ぐいっとせまってくる。
「あっ、そのことなんだけどね……!」
「――なんてね」
「えっ……?」
遊馬くんも、塁くんも一歩下がって、おだやかにほほえんだ。
「首席くん……森口くんから聞いたよ、会長さんのこと。行ってあげて?」
「このちゃんのことは好き。でも、会長もいいひとだから。助けてあげてほしい」
「遊馬くん、塁くん……」



