「これは今日も休みね……」
「で、でもっ、今日はぜったいに学校行かないと……! けほっけほっ」
「……それじゃあ、午前中ずっと寝て、お昼に熱が下がったら学校に行ってもいいわ。熱が下がらなかったら、ラブメイトの子たちに家へ来てもらいなさい」
「うぅ、わかった……」
優生さんに会わなきゃいけないのはもちろん、みんなにもちょくせつ会って話がしたい……。
これはなんとしても寝たおして、お昼までに熱を下げないと!
わたしはそう気合いを入れて、木曜日の朝、ふとんをかぶった。
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『俺をえらんでくれ。ラブメイトじゃなくても……俺は、好羽が好きなんだ』
『ねぇ、好羽。俺をえらんで。俺は本気で好羽が好きだよ。好羽のこと、もっと知りたいし……だれにも渡したくない』



