【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?

 だからわたしは、まっかになった顔をふとんでかくして言った。




「ね、熱が上がってきたので、寝ます……っ!」


「うん。おやすみ、好羽ちゃん。僕の夢を見てくれたらうれしいな」


「っ……!」




 このままじゃ、ほんとうに優生さんの夢を見ちゃいそうだよ……。

 まったく眠れる気がしなかったけど、わたしはムリやり目をつぶって、胸のドキドキを落ちつかせた。


 そのあと、目がさめたときも優生さんはわたしのとなりにいて。

 おなかがすいたと言ったら、ゼリーを食べさせてくれた。

 “あーん”って。


 はずかしくて、ゼリーがすっごくあまく感じたな……。




「もう17時だね……そろそろ僕は帰るよ」


「あ、あの、来てくれてありがとうございました……」


「ううん。好羽ちゃんのためならあたりまえだよ」


「う……」