こんなふうにせまられたら、熱も下がらなくなっちゃうよ!
心の悲鳴を言葉にすると、「ふふっ」とやわらかい笑い声が聞こえた。
「うん。ゆっくり考えて? 僕も、好羽ちゃんにもっと“好き”を伝える方法を考えておくから」
これ以上!?
「あっ、あのっ! わたし、そういうのさけてきたから慣れてなくて……っ。て、てかげん! してくださいっ!」
「てかげん、かぁ……してあげたいけど、ほかのみんなも好羽ちゃんにアプローチしてるわけだから。僕のこと好きになってもらえるように、全力で行くよ」
「そんな!?」
わたし、ドキドキのしすぎで死んじゃうんじゃない!?
はかない雰囲気とは似つかない、情熱的な優生さんの一面に、わたしの体はもう悲鳴を上げていた。
もともと熱が出ているのもあるかもしれないけど、ここまで体の変化がわかりやすいと、さすがのわたしでも気づくものがある。



