「これは休みね……」
「で、でも……学校、行かないと……けほっ」
「こんなに熱があるのに学校に行ってどうするの? その男の子には帰り、家に寄ってもらいなさい。だいじょうぶ、ちゃんと寝れば明日には治るわ」
お母さんは安心させるように笑ってわたしの頭をなでる。
そのまま、体温計を持って部屋を出て行ってしまった。
こんなときに、風邪をひいちゃうなんて……。
水曜日。
わたしはため息をついて、勉強づくえの上に置いてあるスマホを取りに行く。
「優生さんに、連絡しておかないと……」
頭がくらくらするから、ベッドにもどってからメッセージアプリのトーク画面をひらいた。
[おはようございます。優生さん、ごめんなさい。熱が出てしまって、今日は学校を休むことになりました……]



