【中】4人の運命の恋人〈ラブメイト〉に溺愛されてます!?



「あの、尽くん。つづき、取ってきていい?」


「うん、いいですよ」




 一緒に過ごす時間を作った目的からはそれている気がするけど、わたしたちはながいあいだ、本を読むことに熱中した。

 物語の世界に入りこめて、それはそれは充実した時間だったな。

 日が暮れてきたから、わたしはさらにつづきの本を借りて、尽くんといっしょに図書館を出る。




「楽しかったね~!」


「はい。好きなことをいっしょにするのっていいものですね」




 尽くんはほほえんで、わたしを横目に見た。




「またいっしょに図書館に行こうね、尽くん!」


「……それは、おれをえらんでくれるってことですか?」


「え? ……あっ」




 尽くんの言葉の意味を理解して、わたしは眉を下げながら目をそらす。

 今日は、楽しかった……だけど、尽くんのことが好きかって言われると、わからない。