『好羽さん。あの……好羽ちゃん、って呼んでもいいですか?』
『えっ? う、うん……いいよ?』
『それじゃあ……好羽ちゃん』
『は、はい……っ』
『……これ、照れますね。えっと、明日もよろしくお願いしますね、好羽ちゃん。……好きですよ』
『っ……』
なんてやりとりがあったんだ。
ほおを赤くした尽くんにほほえんで告白されたときは、思わずドキッとした。
一夜が明けた今日も、尽くんといっしょに1日を過ごして。
放課後に、図書館へあそびにきた。
「好羽ちゃんは好きな本のジャンルとか、ありますか?」
「うーん……小説はあんまり読まないんだけど、ファンタジーは好きかな。わくわくするし」
「なるほど。それなら……【魔女のお店】とか【海の上の街】とか、オススメですよ。読みやすいですし、ぼうけんものでわくわくします」



