悪意があるような視線じゃないけれど、四人のイケメンに見つめられたら普通に緊張しちゃうよね!
そんな私の様子に気づいてか気づかないでか。望ちゃんは空いている座布団の一つに座るよううながしてから私に聞いた。
「あさひちゃんは、イチゴ好き?」
「へ? う、うん。好きだよ?」
どうしていきなりフルーツの好みを聞かれたのかわからないけれど、とりあえず答える。
「よかった」
と笑顔で応えた望ちゃんは「待ってて」と言い残して居間から出て行ってしまった。
え? 待っててって……。この状態で!?
ゆっくり視線を前に戻して四人を見る。
目の前には金髪の満さんと赤髪の晦さん。右側には銀髪の弦さんに、左側には紺色髪の朔さん。
顔が良すぎるみんなに見つめられて、どうしたらいいのかわからなくなる。
緊張でカチコチになってしまった私に、満さんが柔らかい笑みを浮かべて「楽にして」と話しかけてきた。
「そんなに緊張しなくても、あさひさんが怖がるようなことはしないよ?」
「そうそう。お礼がしたいって言っただろ?」
満さんの言葉をひきつぐように、晦さんが軽い調子で笑顔を見せる。
晦さんはつり目で目つきは悪いけれど、こういう笑顔は怖いというより頼もしく見えた。
そうして緊張もほぐれてきたのに、朔さんが淡々とした声で告げる。
「あと、お前にやってほしいことがあるんだ」
「やってほしいこと、ですか?」
吸い込まれそうな夜色の目に静かに見つめられて、さっきまでとは別の緊張感が増す。
思わずつばを飲み込むと、穏やかな声が反対側からかけられた。
そんな私の様子に気づいてか気づかないでか。望ちゃんは空いている座布団の一つに座るよううながしてから私に聞いた。
「あさひちゃんは、イチゴ好き?」
「へ? う、うん。好きだよ?」
どうしていきなりフルーツの好みを聞かれたのかわからないけれど、とりあえず答える。
「よかった」
と笑顔で応えた望ちゃんは「待ってて」と言い残して居間から出て行ってしまった。
え? 待っててって……。この状態で!?
ゆっくり視線を前に戻して四人を見る。
目の前には金髪の満さんと赤髪の晦さん。右側には銀髪の弦さんに、左側には紺色髪の朔さん。
顔が良すぎるみんなに見つめられて、どうしたらいいのかわからなくなる。
緊張でカチコチになってしまった私に、満さんが柔らかい笑みを浮かべて「楽にして」と話しかけてきた。
「そんなに緊張しなくても、あさひさんが怖がるようなことはしないよ?」
「そうそう。お礼がしたいって言っただろ?」
満さんの言葉をひきつぐように、晦さんが軽い調子で笑顔を見せる。
晦さんはつり目で目つきは悪いけれど、こういう笑顔は怖いというより頼もしく見えた。
そうして緊張もほぐれてきたのに、朔さんが淡々とした声で告げる。
「あと、お前にやってほしいことがあるんだ」
「やってほしいこと、ですか?」
吸い込まれそうな夜色の目に静かに見つめられて、さっきまでとは別の緊張感が増す。
思わずつばを飲み込むと、穏やかな声が反対側からかけられた。



