いや……嫌だ!
この間蒼くんに迫られたときとはまったく違う。
蒼くんはちゃんと私自身を求めてくれていた。
少し強引に迫ってきていても、私を気遣って優しく触れてくれてた。
そんな蒼くんとの違いをしっかりと実感した私は、更に嫌悪を感じる。
「ぃや……っ!」
涙を滲ませて声を絞り出す。
でも、名倉先輩は手を止めてくれなくて。
どんどん気持ち悪さが増していく私は、大きな声も出せなくなった。
怖い、嫌だ、蒼くんっ!
声が出なければ助けも呼べないのに……届かないとわかっていたけれど、心で頭に浮かんだ人の名前を呼んだ。
バタン!
「奈緒!」
すると、まるで私の心の声が届いたかのように蒼くんの声が聞こえる。
息を切らした蒼くんが、部室のドアを開け放って私たちを見ていた。
来てくれて嬉しい。けれど、名倉先輩にいいように触られているところを見られたくないとも思った。
まともに抵抗のできない今の私を、見ないで欲しいって思った。
悔しくて、悲しくて……恐怖とは別の感情でまた涙が滲む。
この間蒼くんに迫られたときとはまったく違う。
蒼くんはちゃんと私自身を求めてくれていた。
少し強引に迫ってきていても、私を気遣って優しく触れてくれてた。
そんな蒼くんとの違いをしっかりと実感した私は、更に嫌悪を感じる。
「ぃや……っ!」
涙を滲ませて声を絞り出す。
でも、名倉先輩は手を止めてくれなくて。
どんどん気持ち悪さが増していく私は、大きな声も出せなくなった。
怖い、嫌だ、蒼くんっ!
声が出なければ助けも呼べないのに……届かないとわかっていたけれど、心で頭に浮かんだ人の名前を呼んだ。
バタン!
「奈緒!」
すると、まるで私の心の声が届いたかのように蒼くんの声が聞こえる。
息を切らした蒼くんが、部室のドアを開け放って私たちを見ていた。
来てくれて嬉しい。けれど、名倉先輩にいいように触られているところを見られたくないとも思った。
まともに抵抗のできない今の私を、見ないで欲しいって思った。
悔しくて、悲しくて……恐怖とは別の感情でまた涙が滲む。



