寝ている藍人の隣で過ごす5分はいつも嫌じゃなくて。

藍人の隣で寝る昼休みも嫌いじゃない。

きっともうこの気持ちの名前を私は知っているはずだけど……


「藍人」


呼んでも寝ていて返事のない君が何故か悔しくて、まだこの気持ちを認めたくない。

認めたら、もう藍人が隣でお昼寝してくれなくなるかもしれない。

寝るのは好き。

お昼寝も好き。

でも、本当は藍人の隣でお昼寝するのが一番好きで。

この時間が大好きで。