「真白、俺のことも思い出したの……?」

「もちろん、意地悪で生意気で一時期縁を切ろうとしていた悠雅だもん」

「えっ、ほんとに思い出してる!」



その日はみんな大喜びで、出前まで取ってお祝いしてくれた。

タイミングをみて蒼が好きと報告したが、晴兄と悠雅は絶対に信じようとせず、柱に頭をぶつけるばかり。

晴兄には凛華を紹介したいところだけど……もう少し経ってからの方がいいかな、なんか晴兄も荒れてるし。

この家族、どうなってんだ……。

でも、三人ともずっと大切な私の”お兄ちゃんたち”。