私、もしかして蒼のこと好きなのかな……?



「しろ、戻ってきてくれてありがとう。大好きだよ」

「蒼…………」



なんだろう、この気持ち。

蒼のことも気づいたら兄としてじゃなく、一人の男の人として見ていたし、私は今ドキドキしている。

そっか、心の奥底にしまってただけで私ずっと蒼のこと好きだったんだ……



「私も蒼のこと大好き」

「うんうん、しろはいい妹だねー!」

「ううんそうじゃなくて、好きなの、恋愛的に……」

「…………っえ」



突然の告白に蒼も驚いているようだ。

そりゃそうか……。



「真白、蒼、そろそろご飯だからおいでー……って、蒼なんでそんな赤くなってんの」

「晴兄!!」

「えっ、なんで俺の名前……真白記憶戻ったの!?」



晴兄が私と蒼を呼びに来てくれたようだ。

なんかこうやって呼ぶのも懐かしい気がする!

その後ろからひょこっと現れたのは悠雅。こちらも私を見て、目を見開いている。