「ねぇ、ちょっと蒼!なんでこんなことなってるの!?」 「え、幻聴じゃない……?」 「そんなわけないじゃん!蒼の妹の真白だよ!忘れたわけ?」 ……奇跡だ。 偶然か必然か、おそらく俺のキスでしろの記憶が戻った。 悠雅と晴翔の積み重ねもあったのかもしれない。おかげですっかり思い出したようだ。 視界がぼやけ、涙が頬を伝った。 「ちょ、蒼なんで泣くのー!?晴兄呼んでなぐさめてもらお!」 しろが……帰ってきた。