自分の幼稚さに恥ずかしくなったが、同時にこんな俺でも大切と思ってくれている真白を命を懸けてでも守ると決めた。



「そのときから俺は、真白が好きなんだ」

「そうなんですね……」



やはり真白の記憶が戻ることはなかったが、昔のことを思い出した俺はより一層真白のために行動する覚悟ができた。