気を取り直して、私は海に入った。
それにしても悠雅……そんなに赤くなるか普通?経験積んでたとか言ってなかったっけ?
「あ、真白あんまり遠くまで行かないでね、安全区域超えちゃうと危ないから」
「んー、わかった」
沖縄の海ってこんなに綺麗なんだなぁ……ずっと見てられる。
遠くで悠雅と蒼が言い合っている声がする。悠雅回復したんだ。
明日の夜出発だから、明後日にはもう私ここに居ないのか、なんか寂しくなってくる。
「きゃっ!?」
ぼーっと考え事をしていたその瞬間、突然波に足を襲われた。
ハッとして辺りを見回すと、安全区域を出てしまっていたようだ。
「どうしようどうしよう、助けて、お兄ちゃん……っ!」
私がいくら叫んでも、遠くにいる三人には聞こえないだろう。
どうにか戻ろうともがけばもがくほど、体力は奪われ身体は沈んでいくばかり。
嫌だ死にたくない、まだ蒼と、晴兄と、悠雅と一緒に過ごしたい……



