……なんだこいつら。

この水着、上に羽織るからいいものの、ちょっと胸元が寂しいというか、横はあるのに真ん中だけ布がないんだけど……。



「……引かない？」

「「「もちろん」」」



なんでこういう時に限って息ぴったりなの！？逆に怖いんですけど！

そんなことを思いつつ、私はラッシュガードを脱いだ。



「え、真白にしては……珍しいチョイスだね……」

「まじか、かなりギリギリ攻めてんな……」

「…………」



ほらやっぱりそういう反応する！だから見せたくなかったのに……。

一瞬見せた後、私は速攻でラッシュガードを羽織り直した。



「……もう着ていいんだよね？」

「うん、てか頼むから着てください」



晴兄に関してはもう頼みたいらしい。

まさか凛華、こうなることを見越して選んだ……！？

さすがにそれはないか。



「悠雅は……ちょっと海で頭冷やそうか？」

「うん、もっかい海入ろうか！」