海は綺麗だし涼しいし最高で、晴兄のばかでかい浮き輪にみんなで乗ったり、水鉄砲で対決して私と悠雅が勝ったり、蒼が手配していたらしいバナナボートで海を何周もしたりした。
……私、兄三人とこんなにエンジョイしててもいいのだろうか。いつもはめんどくさく思ってるのに今は一緒に遊ぶのがすごく楽しい。
「楽しかったー!」
「兄貴は年の割にはしゃぎすぎだったけどな」
「確かに元気ありすぎ!」
一通り遊び終わって一旦海から戻ってきた私たちは、近くの海の家でかき氷を食べていた。
「そういえばさ、しろってどんな水着着てんの?上に羽織ってるからわからないじゃん」
「えっ」
急に蒼がそう聞いてきた。
結局ずっとラッシュガードを羽織っていて、このまま乗り切れると思ったのに……!
「蒼、女性にそんなこと聞くのはマナー違反じゃない?……まぁ、そういう俺もちょっと気になってたけど」
「…………俺も、真白の水着見たい」