こんなちゃんと考えてると思わなかった。
「俺、迷惑かけた人に事情説明して謝ったし、これからそういうことするつもりもない。だから……、」
「悠雅」
これだけは、悠雅に伝えておきたい。
今までは日常的に口喧嘩をしていたから言えなかったけど。
「よくなかったところ直そうと真剣に考えてくれてありがとう。それでこそ私のお兄ちゃんだよ」
「…………っ!」
……悠雅、爆発した?
それくらい急に顔が赤くなったし、様子もおかしい。
しかもなんだかちょっとずつ近づいてきているような……。
「悠雅どしたの……ふぐっ」
「うるさい……アイスでも食ってろ」
はぁ!?悠雅のやつ、私の口にアイス突っ込みやがった!
前言撤回!こんなやつをお兄ちゃんなんて呼んでたまるか!!
「悠雅……?かわいいかわいいしろに何しようとしてたのかなー」
「今のはさすがに俺も見過ごせなかったなー」