「だって私たち兄妹なんだよ?それに私、まだ悠雅のこと許してない。どんな理由があったとしても、人の気持ちを無下にするのは違うんじゃないの?」
悠雅の表情を見る限り、私の予想は当たっていたようだ。
言い返したい、納得がいかない、でも正しいことを言われている。好きな人に。そんな感情が手に取るようにわかる。
「……でも」
「?」
「悠雅が浮気してなくてよかった。もしそうだったら私、縁切ってたかもしれない。ちゃんと反省して、二人の先輩にも謝って、そういうよくない関係を全部終わらせたら許してもらえるかもね!」
よし。これだけ言えば十分だよね!
自分の気持ちを伝えて満足した私は、次の授業の準備をするために理科室を出ようとした。
「真白」
「ん?」
……え??もしかして私今悠雅に抱きしめられてる……?
気のせいかもしれない、気のせいってことにしよう!うん!
「今この瞬間から、俺がこういうことするのは真白だけにする。抱きしめるのも、キスするのも、交わるのも」



