「ねぇ凛華ー!聞いてよ私、クズの妹だったー」
「えっ、なにそれどういうこと!?」
「それがさぁー、」
移動教室のときに凛華と話しながら歩いていると、同じく移動教室であろう悠雅とすれ違った。
「……あ。悠雅ちょっとききたいことあるから昼休み理科室来て」
「は……?まぁ来いって言われたら行くけど」
今日はうちの担任(担当 理科)が出張でいないから理科室使えるはず!
悠雅め……覚悟してろよー!彼女がいながら浮気した罪は重い!
「真白ちゃんなんか楽しそう……悪そうな笑みを浮かべてるってこういう感じだよ!」
「えっ、うそ!全然そんなつもりじゃないんだけどなぁ……」
最初こそ悠雅のクズさに驚いたものの、今ではどう反省してもらおうかたくさん考えてるからかな?
結局私は昼休みまでずっと悠雅に話すことを考えていた。
そして決戦の昼休みがやってくるーーー。