次の日。

朝起きてリビングへ行くと、二日酔いで頭痛に悩まされていた(らしい)晴兄が朝食を作って待っていた。

特に変わった様子はなかったから昨日のことは自分の中でなかったことにして学校に行こうとしていると。



「待って真白。昨日俺めっちゃ酔ってて、あんま記憶ないけど真白にひどいことしたよね……?」

「……覚えてたんだ。そうだよ昨日の晴兄ひどかった!下手したら私の処女奪われてた」

「えっ、まじ……?ほんとにごめん……」



酔いって怖いな、ここまで人を変えるとは。

晴兄も反省してるっぽいし、今回は厳重注意までとしよう!



「もう大丈夫だよ晴兄。でもあんまりお酒飲みすぎないでね、また悪酔いされたら困るし!」

「うん……反省します」

「それでよし。じゃあいってきます!」



そう言って私は学校に向かった。

……あっ!もう一つ大問題があった!悠雅の浮気……凛華に相談してみるか。