耳に蝉の鳴き声が遠いどこからか聞こえて来る。 なんて憎らしいのかしら。 傍で鳴いていたら叩き落してしまうのに、とばかりに美咲は日差しの向こうを睨んだ。 その姿はなんともお嬢様っぽのようで可愛らしい。 それなりに自負がある。美咲は美少女だ。