―もっと、刺激的な恋を。―

クリスティーナ=アンジェ=ジェラルド …伯爵令嬢 フィル=ギルバート …近衛隊第一部隊 隊員 伯爵令嬢 × 近衛隊隊員 花嫁候補 × 王太子 複雑に絡み合う人間関係と恋模様 甘い恋に落ちるのは、果たして誰？

毎夜、窓辺に花を飾る。 あなたが飾る小さな花が、 残った年月の長さを和らげる。 ✻ 「なにか、お困りごとはありませんか」 「いいえ、ちっとも」 ✻ お役目が終わるまで頑張る村娘と、 いつのまにか絆されていた騎士の話。

　 「あぁ～もう産まれる！」 　 「もうちょっとで分娩室ですから、我慢してください！」 　両脇を、看護師達に抱えられながら、一人の妊婦が分娩室に向かっていた。 　――何だか外が騒がしいな…… 　 「はい！いいですよ！」 　「あ～！出る～っ！」 暗い空間でおびえていた僕。 向こう側は明るい出口のようなものが見える。 　――怖いなぁ、どうしよう…… じっとしていたら、明るい方へと流されてしまいそうだった。 　 　――目をつむってよう、何とかなるさ！ 迷いながら目を閉じて、水の流れに身を任せた。 　 「あぁ～！！」 その声と共に一気に下界へ。 　 こうして僕は、この地上に舞い降り、生まれた。 　 人は生まれて来る時、たった一人で産まれて来る。ならばその反対も……！？ 輪廻転生……この世に何度も生まれ変わって来る。 　 本当に同じ魂を繰り返しているなら、僕らの出会いもあながち間違っていない。 　 この巡り合わせも、遠い昔に約束していたのかもしれない。 　 寿命という限られた時間の中で、僕らはどれほど幸せを感じられるだろう。 　 やっと、僕はやっと追いついたよ、凪美さん、あなたに…… 凪美さん今幸せ？ あなたが幸せじゃなきゃ意味ないから。 *この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

短編ですが、楽しんでいただければ幸いです。

　伯爵令嬢サーシャは、ここが転生悪役令嬢フレイアがヒロインの小説世界だと思い出してしまう。このままだとフレイアの兄マリウスと結婚し、フレイアと3人で幸せに暮らす事になってしまう。意思のないされるがままのヒロインで生きていく事になったら、第二の人生が楽しむ事が出来なくなってしまう。 　物語が始まるまでに逃げる準備をし、魔法を使えるようになったり子猫に変身することに成功する。 　戦争を終えた英雄たちのために祝賀会が行われる事になり、そこでサーシャはフレイアとマリウスに顔を見られそうになり逃げていた。子猫に変身して誰かの服に隠れていたら、なんと冷酷と噂の二番手ヒーローのオズワルドだった。 　子猫を気に入ったオズワルドに屋敷に連れ去られ保護されたが、噂と違って優しく接してくれる彼に次第に心が引かれていく。

2024年1月5日発売「「一族の恥」と呼ばれた令嬢。この度めでたく捨てられたので、辺境で自由に暮らします～実は私が聖女なんですが、セカンドライフを楽しんでいるのでお構いなく～」の冒頭部分のご紹介です。

突然現れたもう一人の自分。 未知で不安定な自分の人生と、既に築かれた彼の人生。 互いは互いのモノに惹かれた。