POKER LOVE





私がここまで気配を感じ取ることができなかったのは新さん以外いない。




一体誰なのだろう、、、




「あれー気づかれちゃったー?結構気配消してきたつもりなのにー」




ええ、何このちゃらそうな人、、、こんな人の気配を感じられなかったの、私…




「かみ、、三上くんこれが私の息子の鳳凰志貴だ、こんな見た目はしているが案外いいやつなんだ、仲良くしてやってくれ」




「あらあら理事長こんな見た目とはなんですか?私はこれでも一応この学園のNo.2なのですよ?」




え、何この人さっきとキャラ違いすぎ。




まあこの学園の制度的に理事長とか先生の前では本来の自分を偽っているんだろうな、たとえそれが自分の身内だとしても。




私もこの学園にいる以上紳士的な振る舞いをしなければいけないのだろう。




「すまんすまん、こちらが今日の放課後君に案内してもらいたい転校生の三上玲さんだ、失礼のないように。」




「ご紹介承りました三上玲と申します。これから何卒よろしくお願いいたします。」




私の中では結構紳士的に振る舞えたほうだと思う。




「私は鳳凰志貴と申します。こちらこそこれからよろしくお願いいたします。」




「ではあとは頼んだよ志貴」




「わかりました。理事長。では早速教室まで案内させていただきますのでこちらへ」




「わかりました。では失礼いたします。」