また赤くなりそうな顔をかくすように両手ではさんでいると、玲衣くんが「そうだ!」となにか思いついたように声を上げた。
「受賞祝いにさ、ケーキでもおごってやるよ」
「え? いいの? というか、いつも手伝ってもらってるんだから私の方がおごるべきじゃない?」
「お祝いって言っただろ? 受賞したのは莉緒なんだから、遠慮するなって」
「う……わかった。じゃあ後で私からもお礼させてね?」
「よし! じゃあ明日十時に出かけような。甘党の先輩にすすめられたカフェに連れてってやるよ」
「え? わ、わかった」
メガネの奥で目をキラキラさせて玲衣くんは明日の予定を決める。
ケーキを買ってきてくれて家で食べるのかと思っていた私はちょっと戸惑ったけれど勢いにのまれてうなずいちゃった。
ていうか……もしかしてこれ、デートなんじゃない!?
「受賞祝いにさ、ケーキでもおごってやるよ」
「え? いいの? というか、いつも手伝ってもらってるんだから私の方がおごるべきじゃない?」
「お祝いって言っただろ? 受賞したのは莉緒なんだから、遠慮するなって」
「う……わかった。じゃあ後で私からもお礼させてね?」
「よし! じゃあ明日十時に出かけような。甘党の先輩にすすめられたカフェに連れてってやるよ」
「え? わ、わかった」
メガネの奥で目をキラキラさせて玲衣くんは明日の予定を決める。
ケーキを買ってきてくれて家で食べるのかと思っていた私はちょっと戸惑ったけれど勢いにのまれてうなずいちゃった。
ていうか……もしかしてこれ、デートなんじゃない!?