「か、書けた……」
七月十三日の夜。
苦戦しながらもコンテスト用の作品を書ききった。
プロット段階から玲衣くんに「これじゃあ多分一万字行かない」と言われてエピソードをつけ加えたり。
いざ書き出してみたら思ったより文字数が多くなって十日たっても終わりまで書けなかったり。
最後には規定の三万字ギリギリ、あと百文字多かったらオーバーしちゃうってところだった。
「あとは明日見直しして、あらすじを書いて……うん、ギリギリ間に合った!」
安心して、ボフッとベッドに寝ころんだ。
学校では相変わらず美乃梨ちゃんたちから嫌味は言われるし、美乃梨ちゃんはコンテスト用の作品を公開更新して早くも完結しちゃってるし。
その美乃梨ちゃんの作品はコンテスト参加作品の中では一番上に表示されてるほど読まれてるし。
気にしちゃダメだって思っていてもどうしても気になって……。
あせって、上手く書けないときもあった。
でもそれを乗りこえて完結まで書けたんだ。
一万字も書けるかなって思っていたのに、どうしても書きたいことを入れて行ったら一万字どころか三万字近くになっちゃったし。
「あ、そうだ。玲衣くんに書けたって報告しておかなきゃ」
締め切り数日前になっても私が書き終わらなくて、玲衣くんヤキモキしてたみたいだし。
それでも早く書けって急かしてこない辺り、やっぱり玲衣くんは優しいな。
七月十三日の夜。
苦戦しながらもコンテスト用の作品を書ききった。
プロット段階から玲衣くんに「これじゃあ多分一万字行かない」と言われてエピソードをつけ加えたり。
いざ書き出してみたら思ったより文字数が多くなって十日たっても終わりまで書けなかったり。
最後には規定の三万字ギリギリ、あと百文字多かったらオーバーしちゃうってところだった。
「あとは明日見直しして、あらすじを書いて……うん、ギリギリ間に合った!」
安心して、ボフッとベッドに寝ころんだ。
学校では相変わらず美乃梨ちゃんたちから嫌味は言われるし、美乃梨ちゃんはコンテスト用の作品を公開更新して早くも完結しちゃってるし。
その美乃梨ちゃんの作品はコンテスト参加作品の中では一番上に表示されてるほど読まれてるし。
気にしちゃダメだって思っていてもどうしても気になって……。
あせって、上手く書けないときもあった。
でもそれを乗りこえて完結まで書けたんだ。
一万字も書けるかなって思っていたのに、どうしても書きたいことを入れて行ったら一万字どころか三万字近くになっちゃったし。
「あ、そうだ。玲衣くんに書けたって報告しておかなきゃ」
締め切り数日前になっても私が書き終わらなくて、玲衣くんヤキモキしてたみたいだし。
それでも早く書けって急かしてこない辺り、やっぱり玲衣くんは優しいな。