断罪された公爵令嬢は自分が聖女だと気づき、甘い溺愛の中でもう一度人生をやり直す

「エイリル、自信を持ってくれ。君は、優しくて「強い」人間だ」

私は、胸の奥から心がぎゅーっと苦しくなるのを感じた。

そして、思い出す。

あの日、グレン殿下の持って来た花を咲かせることが出来た時に頭をよぎった言葉を。



「またこの花が咲いた頃に会いにくるよ」



私の聖女の力は、【本当の願い】しか叶わない。

【心の底から強く願っていること】しか叶わない。



私はグレン殿下に会いたかった。



今もこうして苦しい時に、顔を見たいと思ったのはグレン殿下だった。