「この力は【貴方の心を反映】しているの」

「雨を降らせられた時は、水不足に悩む国民を助けたかった。雨を降らせれない時は、ただ次のために力を試しただけ」

「エイリル、心に嘘はつけないのよ?貴方の聖女の力は【心の底から叶えたいことしか叶わない】」

「逆に言えば、貴方の本当の願いは【全て叶えることが出来る】」

「ねぇ、なんで願いを叶えるのに目を瞑《つぶ》り、手を組まなきゃいけないと思う?願いがあっても、叶えるかは貴方次第なの」


女神は心底楽しそうにクスクスと笑っている。