数日後。
私はリエナ様の住んでいらっしゃるシーラック伯爵家の前に立っていた。
リエナ様は元々平民であったが、聖女の力が発覚した後、シーラック伯爵家に養女として引き取られた。
リエナ様に事前に面会したいと手紙を送ると、すぐに了承の返事が送られて来た。
グレン殿下にリエナ様に一人で会いに行くと伝えると、グレン殿下は私を必死に引き留めた。
「今、聖女リエナに会いに行くのは危険だ。彼女がエイリルをまだ貶《おとし》めようとしている可能性もあるのだから」
「しかし、聖女リエナの力が効かないのは、この国で私だけですわ。グレン殿下、どうか私にリエナ様と向き合わせて下さいませ」
「しかし・・・・!」
私はリエナ様の住んでいらっしゃるシーラック伯爵家の前に立っていた。
リエナ様は元々平民であったが、聖女の力が発覚した後、シーラック伯爵家に養女として引き取られた。
リエナ様に事前に面会したいと手紙を送ると、すぐに了承の返事が送られて来た。
グレン殿下にリエナ様に一人で会いに行くと伝えると、グレン殿下は私を必死に引き留めた。
「今、聖女リエナに会いに行くのは危険だ。彼女がエイリルをまだ貶《おとし》めようとしている可能性もあるのだから」
「しかし、聖女リエナの力が効かないのは、この国で私だけですわ。グレン殿下、どうか私にリエナ様と向き合わせて下さいませ」
「しかし・・・・!」