断罪された公爵令嬢は自分が聖女だと気づき、甘い溺愛の中でもう一度人生をやり直す

最後は、看護師さんの生けてくれた花を見ながらだった。

まだ蕾の花だった。




【この花が咲くのを見たい】




その願いすら叶わない。




亡くなった後に現れた女神は残酷で。



「貴方を聖女にしてあげる。貴方の聖女の力は、【前世での本当の願いが叶う】力」



そんな力を与えられることを知っていたら、【もっと沢山願ったのに】

希望のない生活だった私は、願いすら少なかった。

願っても叶わないことを知っていたから、何も願わなかった。