「お互い一人じゃ心細いから、一緒にいましょう?」 「――……うん」 「あら。あなた、あったかいのね。 この冷え切った空気に有難いわ」 「――……そう、かな?」 「そうよ」と柔らかく笑う女性。 この人は澪音じゃないのに澪音みたいに温かくて、その温かさが心地よくて。 あぁ、この人と家族になりたいって。 初めて、そう思った。 「あなたお腹空いてない?手付かずの料理があるの。良ければ食べて?」 「――……おいしい、です」 「ふふ、よかった」 *ひかり*end