「……ここ、どこ?」
見覚えのない場所にちょっと焦る。
つくりは同じだけれど、廊下の床に敷かれているカーペットの色が違う。
ど、どうしよう……。
来ちゃいけない場所とかじゃないよね?
途中までは部屋の前と同じ赤いカーペットだったから気づかずにここまで来ちゃったけど、さすがにこの青いカーペットは見覚えがない。
とにかく赤いカーペットのところまで戻らないとって思って振り返ったときだった。
「きみ、誰?」
足を進める前に後ろから男の子の声が掛けられる。
気配が無かったから、思わずビクッてなっちゃった。
「あ、あの! あやしい者ではありません!」
振り返りながらあわてて口走る。
冷静に考えれば今日からお世話になる者ですって言えば良いと分かるのに、テンパっちゃった私はお約束みたいな言い訳を口にする。
「それ、自分があやしいって言っているようなものだよね?」
案の定突っ込まれちゃった。
「いや、でも違うくて!」
何とか誤解を解こうと相手の顔を見上げたら、その男の子のかっこよさに声が出なくなった。
見覚えのない場所にちょっと焦る。
つくりは同じだけれど、廊下の床に敷かれているカーペットの色が違う。
ど、どうしよう……。
来ちゃいけない場所とかじゃないよね?
途中までは部屋の前と同じ赤いカーペットだったから気づかずにここまで来ちゃったけど、さすがにこの青いカーペットは見覚えがない。
とにかく赤いカーペットのところまで戻らないとって思って振り返ったときだった。
「きみ、誰?」
足を進める前に後ろから男の子の声が掛けられる。
気配が無かったから、思わずビクッてなっちゃった。
「あ、あの! あやしい者ではありません!」
振り返りながらあわてて口走る。
冷静に考えれば今日からお世話になる者ですって言えば良いと分かるのに、テンパっちゃった私はお約束みたいな言い訳を口にする。
「それ、自分があやしいって言っているようなものだよね?」
案の定突っ込まれちゃった。
「いや、でも違うくて!」
何とか誤解を解こうと相手の顔を見上げたら、その男の子のかっこよさに声が出なくなった。



