翌日。

春矢さんは本当に私の親に電話を入れて許可を取っていた。

両親は、「美都にも大切な人がいて良かったわ」と安堵した様子だった。

ごめんなさい、お母さんお父さん。

私は、結婚相手を間違ったかもしれません。

何故なら・・・・


「美都ちゃん、美都ちゃんの荷物はもう運んでおいたからね」

「あと、今日は一緒にディナーでもどう?美味しいお店予約しておくよ」

「美都ちゃんの部屋はここね。あ、それとも、俺と一緒の部屋にする?」


「ちょっと待って下さい!」


「うん?」

「色々と早過ぎませんか!?」

「何言ってるの。俺たち、もう夫婦だよ?」

「う・・・でも、まだ知り合って1日だし・・・」