(弧月様は鬼の血も色濃く入っているらしいから、他の妖狐とは違うのかしら?)
不思議に思うが、後で聞けるならば聞いてみようと思いその疑問の答えは保留にした。
(それよりも……)
大人しくなった野犬を見下ろす。
この野犬がまた双子を襲うということは無さそうだ。
「どうして予知を変えられたのかしら? 弧月様を介していないのに……」
独り言のように疑問を口にすると、小夜や双子も共に首をひねる。
「ああ、そうでしたね。主上に関わってもらわなければ運命を変えることは出来ないのでしたっけ?」
「うーん……仲睦ましくしていらしたから、主上の御力が美鶴様にも移ったということでしょうか?」
うんうん唸りながら双子が仮設を立てると、小夜がはっとして美鶴を――そのまだ目立ってはいない腹を見た。
「もしかすると、お腹の御子様の御力ではありませんか?」
「え?」
「御子様は半分主上の血を受け継いでおります。運命をねじ伏せるほどと言われた主上の御力を御子様も持っているのかもしれません」
「腹の子が……」
思ってもいなかった疑問の答え。
仮説でしかないが、どうしてかその答えが合っている気がした。
不思議に思うが、後で聞けるならば聞いてみようと思いその疑問の答えは保留にした。
(それよりも……)
大人しくなった野犬を見下ろす。
この野犬がまた双子を襲うということは無さそうだ。
「どうして予知を変えられたのかしら? 弧月様を介していないのに……」
独り言のように疑問を口にすると、小夜や双子も共に首をひねる。
「ああ、そうでしたね。主上に関わってもらわなければ運命を変えることは出来ないのでしたっけ?」
「うーん……仲睦ましくしていらしたから、主上の御力が美鶴様にも移ったということでしょうか?」
うんうん唸りながら双子が仮設を立てると、小夜がはっとして美鶴を――そのまだ目立ってはいない腹を見た。
「もしかすると、お腹の御子様の御力ではありませんか?」
「え?」
「御子様は半分主上の血を受け継いでおります。運命をねじ伏せるほどと言われた主上の御力を御子様も持っているのかもしれません」
「腹の子が……」
思ってもいなかった疑問の答え。
仮説でしかないが、どうしてかその答えが合っている気がした。



