しかしこの格好。
髪までずぶぬれ状態で体育館に行くことはしのばれる。
合服でブレザーなど着ていればまだいいが、今は真夏。

白い半そでブラウス1枚だったため、水にぬれてピンクのブラが透けている。
ハレンチ極まりないこの格好で大、勢の生徒が集まる体育館へ行くことはできない。
教室へ戻ろう。

そう決意したあたしは「ふぅ」と、息を吐きながら立ち上がった。
やれやれ、【ツインズ】のおかげであたしは散々な目にあっている。

「これからは学校内ではもっと気をつけなきゃね」
あたしはそう呟き、トイレを出たのだった。