☆☆☆

すべての仕事が終わった後、俺は時間を確認した。
なんと、まだ3時過ぎだ。
「今日終わるの早いねぇ!」

圭もそう言って驚いている。
「これから1度レッスンしに行けるね。行く?」
「いや、俺は真っ直ぐ帰る」

「……カヤちゃんが来るから?」
「あぁ」
俺が頷くと、圭は面白くなさろうに頬を膨らませた。

まるで子供みたいだ。
「まぁいっか。じゃぁ今日は俺も真っ直ぐ帰るよ」
そうして、おれたちは真っ直ぐ家に帰ることになった。