【え? どう思うって、どういうこと?】

「そのままだよ。璃愛から見て、私ってどんな存在?」



土曜日の午後。学校近くの本屋さんにて。

璃愛と電話しながら文房具売り場を物色する。



【かけがえのない、愛しい存在……かな】

「い、いと……⁉ ちょっ、真面目に答えてよ! 嬉しいけど!」

「はははっ、ごめんごめん。光葉は妹みたいな存在かな。世話は焼けるけどなんか憎めない。つい構いたくなるのよね」



通話口から率直な意見が聞こえてきた。


プレゼントの件といい、忖度せず伝えてくれるところが璃愛の長所。

ありがたいけど、今の私にはストレートすぎてちょっぴり耳が痛い。



「そっか。妹か……」

【求めてた答えとは違った?】

「いや、根っから子供っぽいんだなって感じたというか」

【子供? 別にそこまで思ってはないよ。純粋で素直だなってだけ】

「本当? 精神年齢低いって思わない?」

【ないない。暗い性格でも子供っぽい人だっているし。また久代くんと何かあったの?】

「……うん」