夏の夜、路地裏から始まるひとつの恋の行く末は

「千羽矢さんのことが、好き…です。」

そしてこの想いは認めてしまった以上、もう後戻りはできないのだから。


言ったあと恥ずかしさが込み上げてきてぎゅっと目を瞑り下を向く。

すると、

「よく言えました。」

ポンッと頭を撫でられた。


「子供扱い、しないでくださいっ!」

そう抗議してみても

「ははっ、かわい。」

の一言で怒っていた気持ちもしぼんでしまったのだった。