えーい、勇気出せ、自分!

私はゆっくり志田くんに近づき、そっとキスをした。

きょ、今日は起きてないよね?

志田くんを見ると、まだ目をつぶったままで。

私は真っ赤な顔を手であおいで冷まそうとした。


「可愛いすぎるんだけど」


「え?」


志田くんを見ると、いつの間にか目を開けている。