不思議に思うから聞いたのに「気のせいじゃねーの?」の一言で誤魔化そうとしてくる。 「え〜? 絶対聞き間違いじゃないんだけどなぁ。」 どうしたら律からちゃんと聞き出せるんだろう? 悩んでも結局いいアイデアは思いつかなくて。 あーもういいや、本人に直接聞いちゃえ! ぱっと顔を上げて律をみる。 その時、悪だくみをしているようなにやっとした笑みが出たのが自分でも分かった。 「律〜?話は変わりますが、先程私に言ったこともちろん覚えていますよね?」 眼鏡をくいっと上げる教師感を意識して律に問う。