「ったく、もうちょっと時間稼ぎ出来ると思ったんだけどな……」
呟いて私に向き直った累さんは素のワルい顔をしていたけれど、どこか不安そうな色が見て取れる。
「もっと、那智が俺のこと好きになってくれたって確信が持てるまでこいつを突き出すのは止めとこうって思ってたけど……もう時間切れかな?」
「累……さん?」
本気で不安がっている様子に戸惑う。
普段は外面良く澄まして、たまに私にあざと可愛く迫って来て、そして素の顔は怖いくらいにワルい男。
そんな彼の初めて見せる表情に、胸がザワザワする。
時間切れって、累さんは何をしようとしてるの?
近づいて手の拘束を解いてくれた累さんは、少し痕がついてしまった手首を優しく撫でてくれた。
「悪かった、まさか裕がお前に手を出すとは思わなかったから……」
そのまま手首に唇を落とす累さんは、何だかいつも以上に甘く優しくて……。
「る、累さん?」
どうしたのかと問いかけると、真剣な目が私を見上げる。
キレイで私好みの可愛い顔。
その可愛さが凛々しく見えるくらいの真剣さに息を呑む。
「那智、俺の“唯一”。俺にとってたった一人の相手。お前以外はいらないって本気で思う」
「あ、あの……」
真剣な翡翠色の目にはひたむきな感情が宿っていて、そんな目に見つめられてドキドキと鼓動が早まっていく。
呟いて私に向き直った累さんは素のワルい顔をしていたけれど、どこか不安そうな色が見て取れる。
「もっと、那智が俺のこと好きになってくれたって確信が持てるまでこいつを突き出すのは止めとこうって思ってたけど……もう時間切れかな?」
「累……さん?」
本気で不安がっている様子に戸惑う。
普段は外面良く澄まして、たまに私にあざと可愛く迫って来て、そして素の顔は怖いくらいにワルい男。
そんな彼の初めて見せる表情に、胸がザワザワする。
時間切れって、累さんは何をしようとしてるの?
近づいて手の拘束を解いてくれた累さんは、少し痕がついてしまった手首を優しく撫でてくれた。
「悪かった、まさか裕がお前に手を出すとは思わなかったから……」
そのまま手首に唇を落とす累さんは、何だかいつも以上に甘く優しくて……。
「る、累さん?」
どうしたのかと問いかけると、真剣な目が私を見上げる。
キレイで私好みの可愛い顔。
その可愛さが凛々しく見えるくらいの真剣さに息を呑む。
「那智、俺の“唯一”。俺にとってたった一人の相手。お前以外はいらないって本気で思う」
「あ、あの……」
真剣な翡翠色の目にはひたむきな感情が宿っていて、そんな目に見つめられてドキドキと鼓動が早まっていく。



