二週間後。

家には、また前のお兄ちゃんのチャラい友達が来ていた。

というか、この二週間で3回も来ている。

そして、その度に私に絡んできていた。

「結羽、どこ行くの?」

「柊斗さんが来たから、出かけるんです」

「何?俺のこと意識してんの?」

「違います。はぁ」

こんな感じで嫌味を言っても全く通じない。